作品情報part4「ndjc若手映画作家育成プロジェクト」

2013年9月11日 09:41

こんにちは、広報部の福田です。

今回はndjc作品6本を紹介します。
(「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」は、次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目的として文化庁よりVIPOが委託を受け実施しているプロジェクトです。この作品は、ndjcにおける製作実地研修により完成した作品です。)

タイトル:「天国のバス」
作成年:2007年
監督:郡司掛雅之
出演者:須賀貴匡/大西麻恵/浜崎茜/矢柴俊博/大森南朋
あらすじ:キャバクラで働き始めた彼女の美樹を許せない雄三は、誕生日3日前に美樹と喧嘩。誕生日当日は、雄三の先輩の寅吉と喫茶店にいた。義理堅くも寅吉は雄三にとっておきのプレゼントを用意していた。それは19時の渋谷発、六本木経由新橋行きのバスの乗車券。出勤前のキャバクラ嬢の乗車率50%。バスの中で持ち込みの酒をキャバクラ嬢の隣で楽しげに飲みまくる寅吉。その横でキャバクラ嬢のひた向きな姿を神妙な顔で見つめる雄三。バスが六本木に着くとキャバクラ嬢に店に誘われた寅吉は雄三を残して降車口へ、乗車口から花束とプレゼントを抱えた女性が乗り込んで来る。その女性はゆっくりと雄三の方へ向かった・・・。

タイトル:「ホールイン・ワンダーランド」
作成年:2009年
監督:清水艶
出演者:花田優里音/澤田俊輔/宮川ひろみ/新美啓之/藤田祥摩
あらすじ:チイは5才。両親に連れられてお爺ちゃん家に向う。しかし一人暮らしのお爺ちゃんは屋根裏から落下して危篤状態、田舎に向う途中にお爺ちゃんは息絶えてしまった。お通夜と葬儀の準備で忙しく動く両親は、チイに「お爺ちゃんが死んだ」ことを上手く伝えられない。チイも「死ぬ」という意味が理解出来ない。偶然知り合った少年の玩具のロボットを壊してしまったため、お爺ちゃんに直してもらおうとするチイ。少女にとって、お爺ちゃんは何でも直してくれる玩具のお医者さんだった。屋根裏に登ったチイは穴を発見するのだが…。

タイトル「ラララ・ランドリー」
作成年:2012年
監督:鈴木研一郎
出演者:田中美里、松下洸平、内田和也、阿部久美子、駒木根隆介
あらすじ:優子はミュージシャンとしてメジャーデビューが決まり、故郷に帰って来る。塗装店を営む家族、従業員は大騒ぎで優子を迎えるが、優子に元気がない。優子は旅一座の舞台で歌を披露することになるが、観客を前に歌うことが出来なかった。そんな優子の耳に路上ライブで歌う翔の歌声が聞こえてくる。翔の歌は幼い頃、コインランドリーで優子が翔によく歌って聞かせた曲だった。二人はコインランドリーで懐かしい歌を歌い始める。優子はデビューを前に歌うことに自信を無くしていたが、歌うことの原点を発見する。

タイトル:「逆転のシンデレラ」
作成年:2010年
監督:藤村享平
出演者:志保、大和田健介、田中こなつ、土井玲奈、 西村優奈、冨澤めぐみ、草野イニ
あらすじ:日頃から「あたしに落とせない男はいない」と豪語する美少女・希。悔しがる友人たちは、希にも落とせない男を探していた。そこで白羽の矢が立ったのが上原芳也。彼は「ブス好きな男」だった。何も知らない希は芳也を落とせるのか?価値観の逆転が生む奇妙なラブコメディ。

タイトル:「あかり」
作成年:2011年
監督:谷本佳織
出演者:七海薫子、古谷ちさ、東康平、まつむら眞弓、福本清三
あらすじ:結婚式の準備のため、東京から実家に帰省した姉・環。入所施設から一時帰宅した、知的障害を持つ妹・あかり。二人は連れ立って買い物へと出かけた。嬉しそうにはしゃぐあかりを見て環の顔もほころぶ。最初は仲良く買い物に興じていた二人だったが、なぜだか環の表情が時折くもる。自分だけが結婚して幸せになるという事実が環を苦しめているのだ。環の変化に気付かず、自分もいつかは着られると信じてウエディングドレスをねだるあかり。思わず環は辛くあたり、あかりを置いて歩き去る。正気に戻った環が振り返ると、そこにあかりの姿が見当たらなくて…。

タイトル:「嘘々実実」
作成年:2011年
監督:藤澤浩和
出演者:尾上寛之、小野健斗、久野雅弘、山崎真実
あらすじ:就職活動で大手商社丸友商事の一次面接に臨んだ速水真は、面接官の質問の答えがみんな似ている事に気づき、「日本一周をしました、それも竹馬で」と思いつきで嘘を言ってしまう。真の話に食いついた面接官。真は二次面接に進んでしまう。「嘘ついて受かろうなんて、世の中をなめてるー!」話を聞いた恋人の希は、愛想を尽かし荷物を持って出て行ってしまった。内定を勝ち取り、希と復縁しようと、竹馬旅行のルートや体験談を創作する真。・・・あれ?竹馬の速度って??実際にリュックを背負って汗を流すうちに、就職命だった真の中に、本当にやりたい事が見えてきたのだ。

今回は以上です。
それでは、次回もお楽しみに!