ブログリレーですよ

2012年9月26日 21:37

こんばんは

営業宣伝部一年 梶 智博です

「営業宣伝部とは何ぞや?」って事は
佐々木さんが24日に投稿した「営業宣伝部の活動」に書いてあるので
それに関する説明は省略します!

見てない方はこちらをクリック!

さて、話はかわりまして
今日の映画館プロジェクトとしての主な活動は
パンフレットの配布と
近隣のお店や施設にポスターやパンフを設置しに行くというものでした

単に「映画館やりたい!」って気持ちだけじゃなく
やっぱりこうした一見地道な努力もCLARK THEATER(以下、CT)を成功させるには必要なんだよな……と
当たり前の事を思って、感慨にひたりつつ
活動に専念する今日この頃でした。

最後に宣伝を1つ

CT5日目
10月28日 日曜日
10:00~12:30
「茹田蟹幸ライジング上映会&監督・声優トークショー」
という企画が有ります!

「茹田蟹幸ライジング」とはアニメと実写の融合した娯楽映画です!

普通の映画館ではなかなか見ることが出来ないこの作品を、
監督・声優のトークショーと一緒に見れるなんて滅多にない、
というか二度とないチャンスですよー!

詳しくはCTホームページで!!

ちゃっかり自分の宣伝担当である企画を宣伝する梶でした。

CT本番まであと28日!!

8 1/2

18:16

こんにちは。作品選定班の藤原です。

今回はCLARK THEATER 2012の長編プログラムの一つである『8 1/2』について紹介します。
8 1/2

監督はフェデリコ・フェリーニ。他の代表作には『道』『カビリアの夜』などがあります。
特に前者は観たことのある人も多いのでは。イタリアを代表する映画監督です。

さて、本作品の主人公はマルチェロ・マストロヤンニ演じる映画監督グイド。新作の構想に行き詰まった彼の苦悩と混乱を 描きながらストーリーは進んでいきます。
所謂「難解な作品」と言われることの多い 映画であり、確かに現実と夢、過去がその境界を曖昧にして入り乱れる構成は混沌にして複雑で無理にストーリーを追おうとすると混 乱するかもしれません。しかし次から次へと紡ぎ出される独特の映像世界は大変蠱惑的で、目くるめく思いがします。
そもそもこの映画にはある種の楽天的な雰 囲気が漂っており、小難しくて取っ付きにくいような感覚を覚えることもありません。むしろサーカスのような映画だと感じます。
しからば無理にストーリーを理解しようとせずにいっそその混沌に身を投げ出してしまうのもこの作品の楽しみ方の一つのような気が します。心地良いですよ。

ところでこの作品はフェリーニの自伝的要素が色濃く表出しています。
映画製作が上手くいかなかったり、女性関係に悩まされる主人公の状況はフェリーニ自身の心象の投影とも言え、そんな自分の心の内をありのままに表現してしまった本作。
「私は映画だ」とは彼の著作のタイトルですが、ある意味その通りの作品であるとも言えます。
そして、本作をただ訳の分からないだけの自己満足として終わらせずに心躍るような映像美で彩り、名作へと昇華させたのは”映像の魔術師”とも言われるフェリーニの非凡さ故ではないでしょうか。

また、 ニーノ・ロータ作曲の映像の雰囲気と絶妙に合致した劇伴、とめどなく溢れるセリフ、マストロヤンニやクラウディア・カルディナー レ、アヌーク・エーメなどの魅力的な出演者等々、本作の魅力は映像のみにとどまりません。

上映は10月25日(木)13:00~、10月26日(金)9:30~の2回です。
映画史に残る名作と誉れ高いにも関わらず、権利関係により日本では数年前までリバイバル上映もDVDもない状態だった本作を、この機会に是非。