あと2日!!

2011年10月31日 23:59

こんばんわ!広報部1年の濱田です。
今日はハロウィンでしたね!
そして、いよいよCLARK THEATER開幕まであと2日となりました!

今日は、UHBさんが取材に来てくださいました。
明日11月1日のスーパーニュースで流れるそうです!

そして、企画のリハーサルや、装飾の準備が着々と行われました(^^)
私は企画の司会も担当しているのですが、どの企画も最終調整に入っていて、もうすぐ本番だということを実感しました。
装飾も、パネルを具体的に組み立てて設置していました。
当日は、映画ももちろんですが、パネルや第二会場にも注目ですね♪

準備ができるのは、明日で最後です。
明日も、リハーサルや会場の準備などが行われる予定です。

4月に映画館プロジェクトに入ってから、当日のイメージのわかないまま、気が付いたらもう直前になっていました。
特に10月はあっという間でした。
みんなそれぞれ頑張ってきたことが、11月2日から、いよいよ発揮されるのだと思うと、楽しみでもあるけど、緊張もするし、少し寂しさもあります。
一人でも多くのお客さんに楽しんでもらえるよう、スタッフもみんなで楽しく運営していきたいと思っています!
皆様のお越しをお待ちしております!

あと・・・3日!!

2011年10月30日 23:46

こんばんは、総務部の奥奈美香です♪
本番まで残り3日ということで、
今日はメンバー総動員で動きました!

技術部は朝早くから夜遅くまで一日中準備をし、
パンフレット配布は、雪虫の異常発生の中(雪虫って毒があるらしいよ・・・)、
リハでは何度も何度も確認を行ったりしていました。

また、今日は私も頑張ったパネル装飾がついに完成しました★
ほかの装飾も、ほとんどが完成間近です!!

時間をかけてみんなで頑張ったものなので、Clark Theaterにお越しの際は、
そんなちょっとしたところにも目を向けていただけたら嬉しいなと思います。

それでは、一人でも多くの方にお会いできることを楽しみに、
本番まで残り僅かですが、精一杯頑張りたいと思います(*^^*)

自転車泥棒

14:15

こんにちは。
技術部兼作品選定部の藤原です。

今日はCLARK THEATER 2011の長編プログラムの一つ、名作『自転車泥棒』を紹介したいと思います。
映画好きなら見たことのある人も多いと思いますし、そうでなくとも題名を一度ならずと聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
監督はヴィットリオ・デ・シーカ。本作や『ウンベルトD』などでネオレアリズモの巨匠と呼ばれた、イタリアを代表する映画監督の一人です。
『ひまわり』とか見てる人結構いるんじゃないでしょうか。あれもデ・シーカ監督の作品です。

ちなみにネオレアリズモとは第二次大戦後のイタリア映画で盛んとなった、現実を客観的視点から、ドキュメンタリー的手法を用いて描こうとする潮流 のことです。
扱う題材はレジスタンスや貧困など。代表的な作品は『無防備都市』『揺れる大地』、そしてこの『自転車泥棒』です。

あらすじはとてもシンプルです。
「戦後のイタリアで男が息子と共に盗まれた自転車を探してまわる」
これだけです。1行で書けましたね。
なんで自転車を探すだけの物語が名作と呼ばれるのでしょうか。
重要なのは時代背景。戦後混乱期のイタリアで人々は貧困にあえいでいました。
主人公のアントニオもその一人。彼は2年間の失業の末、ようやくポスター貼りの仕事を手に入れます。
で、その仕事には自転車が必要でした。なければ他の人に仕事が回されてしまいます。次いつ仕事にありつけるか分かりません。
つまり自転車はアントニオとその家族にとってライフラインな訳です。
それほど重要なものを盗まれてしまうのです。しかも仕事の初日に。

自転車がないと生活ができない。アントニオは息子のブルーノと共に自転車を探して街をさまようのですが、そこで貧困の中なんとか暮らしていこうと するイタリアの人々が次々と描かれます。
ようやく怪しい人物に辿り着いたと思っても、その人は自分と同じように、いやむしろそれ以上に酷い生活を送っていました。
ただ「盗んだ人間が悪い」と一言で言ってしまうのがはばかられるようなどん底の社会の様子に、やり場のない憤りを感じずにはいられません。
そしてその後訪れるクライマックス。やるせなく、しかし感動的な幕切れはぜひ劇場で。そこら辺のお涙頂戴的な作品の感動とは全く違う質の感動です。

上映時間は90分足らずですが、その中で貧窮にあえぐ社会の情勢を個人の視点を通して巧みに描いています。
戦後イタリアの空気を伝える時代性と、いつの時代も社会の課題である貧困を描いた普遍性、二つを同時に持ったまさに名作。
決して観ていて楽しい作品ではありませんが、こういう作品を鑑賞して社会について、人について、色々と思いを巡らせるのも良いんじゃないでしょうか。

この不朽の名作をぜひ大きなスクリーンで。
クラーク会館でお待ちしています。