作品紹介第3弾!『チョコレート・ドーナツ』

2018年1月20日 00:13

さて!CLARK THEATER2017まであと1週間ほどとなりました。
北大映画館プロジェクトの小林です。

今回も上映作品をご紹介させていただきます。
ご紹介する作品はまさに近年で最高の泣いてしまう映画
チョコレート・ドーナツ』です。

 

○おすすめポイント○

社会はマイノリティを理解しない。
すべての”マイノリティ”と”マジョリティ”に送るこれからの社会に生きる人すべてに観てほしい作品です。
一人でも多くの人の人生に残る映画を上映したくて選びました。

この映画を今年の上映作品として選んだ理由は何といってもこの映画が持つ「パワーの強さ」です。

公開が2014年だったのでこの約3年間、いろんな友達におすすめしてきた映画ですが
男性も女性もほぼ泣いちゃう。僕も毎回ボロボロ泣きながら観てます。

ただの感動ものはあまり好きでない僕ですが…この映画はまた別です。

もちろん、ただの感動ではなく、大学でやるにふさわしい「考えさせられる」映画なので
感動系好きな方だけでなく、映画の映像性や音楽、傍観者として見せられるその体験をしたい方も観てください!

本当に、好きです。この作品。(来れない人はDVDレンタルでもいいからぜひ!)

 

もともとこの映画は全米各地の映画祭で「観客賞」を受賞しまくってる作品です。
観客賞なので、映画界お偉いさんとかではなく単純な映画好きや市民がからの評価が高い作品ということになります。
(もしくはその場で1番盛り上がった、印象に残る作品かもしれません)

 

映画って、本の要素や演劇の要素、音楽の要素など
多くの芸術とエンターテインメントが合わさったものだと思っているのですが、
この映画でもう一つおすすめなのが、主人公の同性愛者役のアラン・カミング
(アラン・カミングはマスク2のロキ役の人です。覚えてる人いるかな?)
が劇中歌として歌う歌うボブディランの”I Shall Be Released”がすごくその時の
映画の感情を表していて好きなんです。

 

本当に、いろんな方に楽しんでもらえる映画だと思うので
最近映画ちょっと観てないなって方も、仕事やレポートや論文疲れたなって方も
ぜひ観に来てください!

 

28日日曜日の18:30~の上映です。お待ちしてます。

 

 

○あらすじ○
1979年のカリフォルニア。歌手を夢見ながら、ショーパブでパフォーマーとして日銭を稼ぎ暮らすルディは、客として訪れた検事局のポールと心を通わせ合い、交際を始める。

そんな折、ルディはアパートの隣の部屋に住むダウン症の少年マルコが、危険薬物を所持し逮捕された母親のために、施設へと隔離された事実を知る。繰り返されるマルコの脱走に心を痛めたルディは、ポールを説き伏せてマルコを引き取りともに暮らそうと提案する。同性愛の恋人同士であることを伏せ、法的手続きによりマルコの監護者となった二人は、本当の両親のようにマルコに愛情を注ぎ、三人で幸せな日々を送る。

だが周りの反応は冷淡であり、彼らをパーティに招いたポールの上司との衝突で事態は一気に悪化し、ふたりはマルコの養育者と認められず裁判沙汰に…

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CLARK THEATER 2017

【上映日時】1月28日(日)13時~
【上映場所】北海道大学クラーク会館講堂
【上映料金】1プログラム前売400円・当日500円
フリーパス前売1200円・当日1500円

クラーク会館でお待ちしております。