どうも、技術部兼作品選定部の藤原です。
今日はClark Theater 2010の長編プログラムの作品の一つ、『禁じられた遊び』について書きたいと思います。
有名な作品ですね。知っている人も多いと思います。
あらすじは↓に書いてあるので省略して、とっとと語ります。
http://www.clarktheater.jp/work_long.htm
この映画は反戦がテーマの一つとしてありますが、劇中冒頭以外ではあまり戦争が前面に出てきません。
むしろ物語の背景に横たわっているように思えます。
後ろの方にぼんやりと、でも確実にあるって感じですかね。
なのでほかの戦争を題材にした映画よりも静かな印象です。
静かなのですが、決してぬるくはありません。
切ない映画です。
少しストーリーに踏み込んで書きますと、
主人公のポレットは独軍機の機銃掃射によって両親を亡くすんですが、その時は悲しむ様子が見えません。
むしろ一緒に死んだ犬の方を心配しています。
きっと「死」というものをよく理解できていなかったんだと思います。
墓作りをしているときもそうです。その行為が本当は何を意味しているのか、幼すぎて理解できていない感じがします。
それがこの物語のテーマにつながる重要な点だと、そう思います。
ただ、あまり書くと気付かないうちにネタバレになってしまいそうなので、なんかもうそろそろやめます。
というか書いているうちに自分もこの映画についてあんまり理解していない気がしてきました。
シンプルな映画なのに、なかなか深いです。もう一度見返したいです。
ということでClark Theater期間中にお客さんに紛れて観ることにします。
みなさんもぜひこの名作を映画館で観てください。
別に小難しいこと考えなくても、ポレットとミシェルの二人の物語を見ているだけで、この映画の切なさは十二分に伝わると思います。
では。
担当者が語る『SAPPORO de SHORT』Part.2
こんにちは(^O^)/
短編プログラム「SAPPORO de SHORT」担当の作品選定部長・伴です。
本日も「SAPPORO de SHORT」の魅力をお届けしたいと思います!!
今回は、横須賀令子監督作品から。
横須賀監督作品の特徴は、水墨画が動いているようなアニメーションと、音楽との融合です。
墨で描かれた白と黒の世界は、繊細さとダイナミックさを兼ね備えています。
そして、アニメーションと音楽が混ざり合い、独特の世界が広がってきます。
また、横須賀監督はこの3作品で、「SAPPORO SHORT FEST 2009」にて、フィルムメーカー部門グランプリを獲得されました!!
余談ですが、『GAKI 琵琶法師』に出てくる餓鬼。パンフレット等に載っている画像では結構怖い顔をしていますが、アニメーションではどことなく可愛い雰囲気があります(笑)。
プログラムの最後を飾るのは、宇木敦哉監督『センコロール』。
全国公開もされた、知る人ぞ知る有名アニメーションです。そしてこのアニメーション、なんと全て手書き!!
「SAPPORO SHORT FEST 2009」では、最優秀北海道作品賞に選ばれました!
この作品、紹介文では、舞台は「平和な町」となっていますが、実は知ってる札幌の風景がたくさん出てきます!!
JR高架下や、JRタワー、テレビ塔などです。
JRタワーの上に巨大モンスターが出現するという事件が勃発するのです!
「主人公たちが通う高校は、自分の母校です」というメンバーもいます。
ぜひ『センコロール』を観て、自分の知っている札幌を探してみてください。
2回にわたってお送りした「担当者が語る『SAPPORO de SHORT』」もこれで終了です。
読んで下さった方に少しでも「『SAPPORO de SHORT』を観てみたい!」と思っていただけたなら幸いです。
これから本番まで、作品担当者による作品紹介ブログがたくさん更新されます。
そちらもぜひ読んでみてください!
担当者が語る『SAPPORO de SHORT』Part.1
こんにちは(^◇^)
短編プログラム「SAPPORO de SHORT」担当の作品選定部長・伴です。
「札幌に、こんな面白い作品つくっている監督がいるんだ!」
「札幌出身監督がこんなにすごい作品つくっているんだ!」
このプログラムを観ていただければ、そう思うこと間違いなしです(>_<)
そして、もっと札幌が好きになります!
プログラムの初め4作品を飾る、片岡翔監督作品。
溢れだすセンスとユーモアが、観る人の心にしみていきます。
・『hero』地球温暖化という大きな地球問題が、ほのぼの作品になっています。少年がかわいい!!
・『28』こちらは、地球温暖化問題がホラーテイストな作品に。
地球温暖化の深刻さを描いた映画とは一味違う上記2作品には、「こんな手段で問題提起を行うことも可能なのか!」という新鮮な驚きがあります。
・『Mr.Bubblegum』ポエムクラブの女子高生ヒノコのキャラクターが、とにかく強烈!観るたびに彼女の個性あふれる持ち物に目を奪われます。出来上がった遺書は、笑い所がたっぷり。
・『くらげくん』親の離婚に振り回されたり、同性の友だちを好きになったり、重くなりがちなテーマが、ほのぼのロードムービーの中で描かれています。個人的に、音楽がものすごく好きです。全国の様々な映画祭で受賞し、まだまだ受賞歴が増え続けている話題作!
次に、5作品目の黒田拓監督『ナゲイレ』。
この作品を一言で表すなら、「フェイクドキュメンタリー+B級エンターテインメント」!!
前半のフェイクドキュメンタリーでは、日本の伝統的なスポーツ「ナゲイレ」の説明が行われます。その緻密なルール設定に、一瞬、「こんなスポーツあったんだー」と、フェイクであることを忘れてしまうことも。
後半は、現代社会での「ナゲイレ」をめぐっての見事なB級エンターテインメントになっています。B級好きの私は、後半が大好きです。
監督の「本気」が全面に広がっている作品です。
今日は、ここまでとさせていただきます。
明日は、「作品紹介『SAPPORO de SHORT』Part.2」!
こうご期待(^O^)/
作品詳細 http://www.clarktheater.jp/work_ssf.htm
猫目映画(片岡翔監督) http://www.nekome.tv/
