北大映画館プロジェクトは今年７年目を迎えました。「北大に常設映画館をつくろう！」との想いを胸に、わたしたちは活動してきました。ここまで来られたことも、これから進んでいくことが出来ることも、すべてはわたしたちを支え、応援してくださる方々のおかげです。感謝いたします。

　７回目のCLARK THEATERは「Routes」をテーマとして掲げました。このテーマには原点を意味する「root」と道程を意味する「route」の二つの意味があります。CLARK THEATERが始まった起源、プロジェクトを立ち上げた当時の想いや目的を見つめ直し、今年のメンバーそれぞれの意思や気概を原点から未来へと繋げていきたいという想いを込めました。また、北大に映画館がある意義、学生運営である意義を再確認し、映画館としての在り方を探っていきたいと思います。

　原点に立ち返るのはわたしたちだけではありません。それぞれ体験したことが違っても、映画の中にはみなさまが共感出来るような描写があると思います。映画を通してそれぞれの持っている原点に立ち返っていただき、何かを得る一助、そして未来へと繋がる想いとなってほしいと思っております。

　映画館の運営を通して、映画の魅力だけでなく、映画館で映画を見る魅力をお伝え出来ればと思います。わたしたちを支え、応援してくださる方々へ感謝しつつ、今年もみなさまのご来場をお待ちしております。

CLARK THEATER 2012実行委員長
北海道大学３年
岩本佳保里